アンテナ工事編に入る前に、今回アマチュア無線を再開するにあたって大変お世話になったJF3LFL・今西さんについて触れておきます。JF3LFL今西さんは、京都シャックのアンテナ工事を依頼したことによって知り合いました。それ以降、今回の工事についても微に入り細に入り助言を頂きました。いつも適切なアドバイスは、年下なのに大変頼りになる大先輩の雰囲気がありました。設備の工事が終わり、いよいよKw免許へばく進しようと考えていた令和3年12月12日、今西さんは忽然としてこの世を去られました。残念で残念でなりません。ウクライナ製のスピーチプロセッサーUR6QWも紹介していただきました。今西さんがご存命なら、ウクライナ戦争をどう語られたか…。
今は、今西さんのご冥福を祈るとともにJF3LFLとJE3YUIが遺したブログをリスペクトを込めてリンクします。
工人舎KA1ー403S を勧めてくださったのは、無線を再開するにあたってお世話になったハムショップ「けいはんな通信」のご主人JF3LFL今西さんです。私がこの世界を離れているうちに、ものすごいアンテナができあがっていたのですね。なにせ、アンテナのエレメントが伸び縮みしてマッチングを自動的に取ってしまうという、魔法のようなアンテナが生まれていました。7MHzから50MHzの間の各バンド全てに同調するアンテナは、カバーの塩ビパイプの中に、スチール製の巻き尺のようなエレメントが内蔵されます。
JF3LFL今西さんは、このアンテナの組み立てや取り付けに精通してみえ、「ぜひ長野にも工事に来て下さい」と懇願したのですが、あっさり断られ私自身で行うことになりました。
KA1ー403Sは、7MHz2エレのアンテナにしてはコンパクトで、ブーム長が4.8メートルです。タワーの立地からも、このクラスのアンテナに留めておきたかったのが選択の理由です。
けいはんな通信さんへ発注後約1ヶ月で納品となりました。組み立ては屋内で行います。
エレメントの伸長試験です。このように周波数ごとにエレメントが伸び縮みして同調をはかります。
左右対称であるべきエレメントですが、カバーの塩ビパイプはこのような誤差。電気的にはまったく問題ありませんが不良品の可能性を疑い、けいはんな通信今西さんへ早速電話。パイプに中で動くエレメントが一番伸びても、15センチの余裕はありますとのこと。
一安心です。
コンパクトなアンテナをチョイスしたのですが、タワーへの取り付けは、周囲にいろいろな障害物がありエレベーターが地上まで降りないため、足場を設置し工事を行いました。
試しに受信してみる。その感度の良さにびっくりしました。
受信機はIC-7851。
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